日経新聞マジ読み投資術 / 渡部清二

日経新聞は3つの視点を持って読み込む。

1)新聞に「何が書いているか」を理解する

⇒記事の背景やマーケット規模がわかる数字を読み取り、記事の内容を理解する

2)自分の考えをまとめる

⇒記事から読み取った事実とは別に、「私はこう思う」という付加価値をつける

3)反対側の見方をする

 

・誰もが見ている記事を見逃してはいけない

⇒一面に掲載されるということはそれほど新聞社が伝えたいこと。自分が興味なくても、世間と同じ方向に関心を向ける

 

・8つの漢字を探しながら読む(年、初、最、新、発、転、脱、改)

⇒市場や事業の変化を伝えたり、変化の兆しを示唆したりする記事によく使われる。

 

・人口減少や少子高齢化のようなマクロな課題を見る際に、「もし自分が政治家だったらどうするか」という視点で考えてみる。

 

・企業のマーケット規模を知る

⇒最高益、上方修正があったとしても、市場自体が小さければ大きな成長は望めない。市場規模を捉える感覚を磨こう。

 

・株価は実態経済を半年から1年ほど織り込んで動く。なぜなら投資家は「半年後にこの業界が注目されるだろう」、「1年後にこの企業の業績は良くなっているはずだ」と判断して株を購入するため、未来の業績や株価が今の株価に反映される。つまり、実際の業績よりも株価が先に動く。

 

・景気の方向性を探るという意識を持って読むことで、内容が異なる記事がつながっていく。例えば、「記録的猛暑」という記事があれば、ではその次に何が起こるかという記事から連想できることを連想ゲームのように考えていく。

 

~所感~

今までは日経新聞を義務として仕方なく目を通す感じで読んでいたため、その日の一面の内容は何だったかを忘れることが多かった。

記事はどんな内容か、派生してどういったことが考えられるかを毎日20-30分時間を取り、ノートにまとめていきたいと思う。継続は力なり。

日経新聞を読むことで、今後の世界はどのように変化していくかということを考えることが一番大切だと感じた。