一流の学び方 / 清水久三子
・目標を立てて勉強を長続きさせるには、学びの先にある自分の将来像をイメージすることが大切(例:会計を極める、経営者になる等)。何のために学ぶのか、どんな自分いなりたいのかを明確にして、こういう仕事をして、こういう風になりたいというキャリアビジョンを描こう。
・一見自分のキャリアに関係がないと思われる仕事でも、食わず嫌いをせずに受けることが大切
・自信は実践する中でしか養われない。学んだことはできるだけ早く自分の仕事やキャリに生かすことを意識しよう。
・ビジネスの知識だけでなく、リベラルアーツを知っていることが幅を広げる。
・学びは長期ではなく短期で行う。
転職の思考法
・自分は商品だと思い、マーケットバリューを考える。バリューがあれば、好きなときに会社を辞めれるし、好きなところで働くことができる。
・いくら技術資産や人的資産が高くても、そもそもの産業を間違ったら、マーケットバリューは絶対に高くならない。産業別のGDPの違いに着目する。
・伸びるマーケットを見つける方法
1)複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに着目する
2)既存業界の非効率を突くロジックに着目する
⇒伸びるマーケットには、いずれ大企業の競合となるような急成長中のベンチャーが複数いる
・面接では自分が活躍できるかを厳しく見極める
1)どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか
2)今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜ活躍しているのか?
3)自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているか?
・企業を選ぶ際の確認ポイント
1)中途を生かすカルチャーがあるか
⇒役員が新卒出身者で占められていないかを確認
2)自分の職種が会社の強みと一致しているか
⇒自分が行きたい会社の商品やサービスに触れ、どこが好きなのか?をメモする。B to Bの企業は経営陣や主要メンバーのバックグラウンド(前にいた会社や部署)を確かめる。
・自分のキャッチコピーを考える。自分の好きなこと、苦にならないことをラベルにする。そうすることでそのラベルがより強固になるかという仕事を選ぶ基準が見えてくる。
⇒「新規開拓の鬼」、「プロジェクトのリスク掃除人」等
(7)自分は相手に何を提供できるか
個人が会社に属さなくても仕事ができ、
お金をいただける時代が当たり前になってきている。
ココナラやランサーズ等、様々な会社が勃興している。
そうしたサイトに登録すると、
消費者はお金を支払うことにシビアであること、
お金をいただくことは難しいことであるということを実感することができる。
そこで考えなければいけないのは、
【自分の価値は何なのか?】
【自分が提供できるサービスは何なのか?】
【今まで生きてきた中で、人を喜ばせれるものは何なのか?】
である。
例え、誰かを喜ばせるサービスを提供できるとしても、
相手の関心を引く、文章力も必要となってくる。
いわゆる、マーケティングというところかもしれない。
新たな飲料が開発された。商品自体が良くても、
その魅力を伝えることができなければ、お客様には伝わらない。
フリーランスでは会社勤めでは希薄な当事者意識というものは必須である。
自分で仕事を取ってくる。
イメージとしては、サバンナのライオンだろうか。
おそらく、フリーランスになれば、
目の前の仕事を決まった時間でこなし、また明日が来る。
そして、決まった日に給料が支払われる、なんていうことはなくなるだろう。
自分の価値は何なのか?
どうすれば買ってもらえるか?
満足してもらえるか?
そして、会社という組織から放り出されれば、
果たして自分は戦うことができるのか?
最強の気くばり / 酒井レオ
・恥をかいても、それを恥ずかしいと思ってコソコソするから余計に恥ずかしくなる。恥をかいたら堂々と笑いに変える。
・オープンな人間関係を築くためには、アイコンタクト、あいさつ、相手の名前を呼ぶことが大切。
・自己紹介のときに名前だけでなく、相手の役に立つ情報を盛り込む。例えば、私は医者です。ハーバード大学を出ました。などではなく、インフルエンザにかからないとっておきの方法を知っています。など
・恥ずかしいときこそ先陣を切る。例えば、カラオケに行った際でも、音痴だからといって歌う順番を後にするのではなく、先に歌う。
・大切なことはミスをしないことではなく、ミスしたことを謙虚に受取、どう対策を取るかということ。
・人より圧倒的に勝とうとしないこと。51:49を目指す。
・相手に借りをつくったら、2割増しで返す。してもらったことに対して、感謝の気持ちがその2割である。
(6) ありのままの自分を受け入れるということ
社会人になり、私は大きな壁に直面した。
それは自分の理想(自分はこうありたい、こうあるはずだ)と現実とのギャップである。
つまり、自己評価と他者評価の違いである。
例えば、自分が100できていると思っていても、周りから見れば60。
40の差がある。これがギャップである。
自分が思っていても、実際は他者からの評価がすべてであり、それが現実である。
そして、自分の理想が高い人ほどそのギャップに苦しむ傾向がある。
私含め、多くの人は、そのギャップがあることを認めたくなかったり、目をつむり蓋をしてしまう。それは、至極当然なことだと思う。
なぜなら、攻撃されたと思って、自己防衛に走るのが人間の本能だからだ。
しかし、真の自己成長はそのギャップ、つまり「弱点」に向き合うことから生まれる。
なんでわざわざ嫌な思いをして、弱点に向き合わなければいけないのか?と思われる方もいらっしゃるのではないだろうか。
自分の弱点に向き合うということは、自分自身を愛することにつながる。
それが、仕事での成果、良好な人間関係にもつながってくると私は思う。
では、自分の弱点に向き合うためにはどうすればよいか?
【一番大事なことは、ギャップを受け止める】
人に注意されてしまう、弱点が見えたときに、自分はそんなことない!と考えるのではなく、周りから見るとそうなんだと受け止める。
言い換えると、「健全な自己否定」である。
例えば、飲み会の場で先輩から「気が利かないね」と言われてしまった。仮に、あなたが自分は気を配り行動していると思っていれば、嫌な思いをするだろう。
しかし、そこで、「自分はそうなんだ」といったんありのままを受け止める。
今の自分はこういうところがダメなんだと決して自分を責めるのではく、ありのままをとりあえず受け入れてみる。
自分を責めるとつらいだけだから。
まずは、「自分の弱点は何だろう?」と10個、20個と挙げてみる。
散歩しているときでもいい。
まずは、そこが第一歩。
次は、自分の弱点を改善していくためにはどうすべきかを考えること。
「自分の弱点と向き合う」
それが自分を愛するということにつながるのではないだろうか。