人生の目的~自分の探し方、見つけ方~ / 本田健

・「人生には意味があるはずだ」と考えてしまうと、意味を見つけられない間、ずっと苦しむことになる。なので、いっそのこと、「人生には意味があるようで、意味がない」と考えてみる。

・ストレスがないときは、一生やってこない。

・苦しんでいる人を目の前にすると、ポジティブ思考の人は、つい前向きな言葉を掛けたくなる。しかしそれらは本人ができたらそう考えればいいことで、傍から言うべきことではない。たとえ励ましの意味で言ったつもりでも、相手の心には響かないだろう。

・誰かを恨み続けると、それだけで自分の人生がすさんでいく。それは憎しみや恨みを持ち続けるためには大変なエネルギーがいるからである。つらいときや苦しいときことそ、自分よりも大変な人のことを考えて、その人に愛を送ってみる。

・人生の目的は、ごく日常生活の中で、ふとしたときに見つかるものである。失笑懸命に考えた末に見つかるわけではない。

・もともと意味のない人生に、どんな意味を見つけることができるのか、それが本来の人生の目的につながってくる。